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緊張しない人はいない。騙されたと思って試して!緊張が緩和する方法

「なんで毎回毎回緊張するんだろ…」

「よくあの人は緊張しないな」

 

と思う方も多いと思います。僕もそんな一人でした。僕自身は、神経症や社会不安障害などを10年以上かけて克服した経験値がありますが、今でも「コミュ障」です。

 

大人数の前ではすごく緊張しますし、なるべくなら自分が苦手な状態に陥りたくないと思っています。

 

ただ、会社勤めを辞めて1年が経過した今、心境に変化があり、ほぼ緊張をコントロールできるようになりました。

 

ここでは、僕が掴んだ緊張をしなくなる方法をご紹介します!

緊張しない人はいないという事実を知ろう

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 大勢の前でプレゼンを堂々としている人や、 初対面の人とすぐに打ち解けてしまう人、そんな人を僕自身も羨ましく思っていました。

 

人見知りからしたら、そのような人を羨ましがるのは当然ですよね。しかし、実は緊張していないと思っていた人でも緊張はしているんです。

 

僕は、個人的にホリエモンの本が好きで、数多く読んできましたが、あのホリエモンでさえ以前は緊張をしたそうです。

 

ホリエモンの著書「炎上される者になれ!」の中で、ホリエモンは学生時代のヒッチハイクの話をのせていますが、初対面の人に声を掛けるのは緊張するし勇気が必要だと言っています。

 

また、フジテレビで放送されていた「笑っていいとも!」の司会者、ご存じタモリさんについて、笑っていいとものグランドフィナーレにおいて、爆笑問題の田中さんがこんなことを言っていました。

「ギネスに載って、8000回以上(番組を)やって、32年やっている司会者がずっと慣れていないんですよ『いいとも!』に。『この人、なんで慣れてねぇのかな』って思ったんですよ。でも、そうじゃなきゃ長続きしなかったんだな、って僕は思いました」

そう8000回『いいとも!』を放送しても、タモリさんはあがり続けていたんです。

 でも、そんなタモリさんだからこそ『いいとも!』が長寿番組としてみなさんに愛されていたわけです。

 

つまり、人前に数多く出ている人でさえ昔は緊張をしていた経験があるんです。 そして、緊張する=悪いことではない。

 

むしろ緊張をする人は、物事に真剣に取り組む真面目な人なんですよ!

最初から緊張しない人はいないという事実を知りましょう!

 

緊張しなくなるには緊張の法則を知る

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僕はかつて緊張で人前で食べ物も食べられなくなるほどの、緊張状態で苦しんだ経験があります。それ以外にも、ささいな物音でビクッと反応してしまうほど、常に自律神経が乱れていました。

 


僕が悩んでいた社会不安障害はコチラ

 

しかし僕は、長年緊張した状態で過ごす中で「緊張」が起こるときは、とある一定の法則が働いていることに気がつきました。

 

その法則とは、大抵の人が「不安や緊張をあおる行為」をしていたんです。

 

例えばこんな感じです。

 

「やばい緊張してきた、どうしよう。プレゼン失敗するかも」

「人という字を書いて、飲んでみよう」

 

このように、緊張に飲まれてしまう人は、不安な想像や、おまじないのようなものをすることで、余計に不安・緊張状態になっているんです。

 

ではなぜ、不安や緊張を煽ってしまうのかと言うと以外とあっさり答えが出てしまいます。

 

それは緊張について考える時間があり過ぎるからです。

 

僕はこれを「緊張前の時間的余白」と名づけています。

 

人は不安や緊張が強いときほど、緊張の前の時間的余白があり、その余白でマイナス思考になっているんです。僕が緊張しているときを振り返っても必ず当てはまります。

 

例えば、初対面の人に会う前なら「何を話したら良いのだろう」「どんな人なんだろう」と、いろいろと考えるはずです。

 

この時間的余白をワクワクと楽しめる人は良いのですが、人見知りの方は、僕もそうですがマイナス方向へ考えます。

 

では緊張を和らげるためには、どうしたら良いのか。それは以外と簡単で「緊張前の時間的余白」をなくすか、極力少なくすれば良いんです。

 

そう極端な言い方をすると、緊張するということは、まだ時間が有り余っているんですね。暇人状態と言うと怒られてしまいますが、本当にそうなのです。

 

なぜフリーランスになった僕が緊張しないのか

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僕は、2017年2月に前職であるWeb制作会社を退社しました。

そして、ブロガーさんの記事に背中を押されて同年4月に、なんのスキルも持ち合わせていないままクラウドソーシングでライターになったのです。

 

ちなみに僕は、この経験を元にみなさんに「フリーランスになって!」と言っているわけではありません。

 

そうではなく、実はフリーランスになったことで僕の性格に変化が生じました

 

どのような変化かと言うと、会社勤めをしている時に比べて「積極的」になりました。

 会社員時代は、毎日のノルマに追われながら受け身の状態で過ごしていたんですね。

 

「今日は、3つの案件と資料作りか。嫌だな」という具合に、何から何まで受け身だったんですね。

 

そんな状態から、いきなりフリーランスになったものだから、「やばい!明日からどうやって食っていこう」となったわけです。

 

いきなり窮地に立たされました。

「息子もいるのに、どうしよう!」「いやそんなこと言ってられない!」

 

とクラウドソーシングサービス ランサーズ に登録して、未経験でも仕事ができるライターとなったわけです。

 

それからは、毎日毎日タスクという単発の仕事を手探りながらコツコツとこなして、つらいときもありましたが、家計のためと必死になりました。

 

今では定期的にお仕事を頂けるクライアント様もでき、以前よりも安定的に収入を確保できるまでになったんです。

 

少し横道にそれてしまいましたが、この「まずやってみる!」という経験が、僕自身に積極性が身につくきっかけとなりました。

 

この経験から

緊張とかなんとか言う前に、なんでも飛び込めば以外に緊張しない」という法則に気がつきました。

 

緊張するなと思ったらなんでも飛び込むことで前章でご紹介した、緊張する前の余計な時間を与えずに生活することができるんです。

 

緊張について考える時間がないから、緊張も最小限で済むし、以前よりも楽に生きられるようになったんです。

 

次の章からは、もっと具体的に緊張を和らげる方法をご紹介します。

 

緊張しない人はいない!緊張を和らげる方法5選

ここからは、さきほどご紹介した「緊張は飛び込むとしなくなる」という法則が、単なる僕の思いつきではなく、効果があるということをご紹介するために、より理論的に緊張を和らげる方法をお届けします。

 

緊張しない人になる第一歩は考えないこと

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 緊張しない人はいません。これは本当です。ただ緊張を最小限に和らげる方法は、たくさんあります。

 

その1つの方法が「考えないこと」です。人は緊張をすると「予期不安」という心理状態に陥ります。

 

予期不安とは、これからやってくる緊張する場面を考え込んでしまい、より不安の強度が増してしまうことです。

 

みなさんもこんな経験はありませんか?

やばい、今日は大勢の前でプレゼンする日だ。どうしようどうしよう、失敗するに決まっている。あー、嫌だな

 

頭の中で、考え込むことは誰でもあることですが、このような思考をすることで人はより不安を煽ってしまうんですね。不安強度がより一層高くなり、手汗をかいたり、変に動きがぎこちなくなってしまうんです。

 

そんな時は、予期不安を考える時間をなくしましょう。

 

具体的な方法を記載します。

 

もし緊張する場面に出くわしたら、なるべく多くToDoリストを作っておくんです

 

例えば、プレゼンの前なら資料に3回目を通す、次にトイレに行く、そしてコンビニに言ってコーヒーを購入する。など、できるだけプレゼン前に時間の余白を作らないようにします。ある意味ルーティンのような行為で、自分を落ち着かせるための行動になります。

 

また初対面の人との会食がある場合には、会食会場に向かう途中で「どんな人だろう」と意識して考えずに「とにかく行ってから考えよう!」と自分に問いかけてください。

 

僕も以前は、不安があると失敗したくないから「どんな人だろう、まずは天気の話しを振って、そして共通点を見つけて」などと考えるタイプでした。

 

しかし、そんなことを考えてもうまくいかない事の方が多いんですよね。

なら考えるのはやめよー!」となったんです。

 

すごく効果のある方法ですから、ぜひ緊張しやすい人は「考えない」「とにかく考える時間を作らない」の2点を意識してみてください。

 

緊張する前に自分から話しかける

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緊張をしてしまう人の特徴として、緊張する場面に直面すると、自分に意識が向き、また考えを巡らせてしまいます。

 

悪い考えは、自分に意識が向いているときにたびたび起こります。自分に意識が向くと、心理学では「自動思考」と言って瞬間的に頭に浮かんでくる思考のクセが発動します。

 

この思考のクセは、普段マイナス思考の人ほど、瞬間的な自動思考もマイナス思考が発動されます。

 

つまり頭の中は「どうしよう、どうしよう」と悪い流れを断ち切れない状態となるんです。

 

その悪い思考のクセを断ち切る方法が、見切り発車的に自分から話しまくる!

という方法です。

 

これはすごく効果があって、頭の中に言葉が浮かんでくるか、こないうちに相手や周囲の人に話しかけてしまうんです。

 

例えば、会議の前であれば同僚に今日の会議の議題について話題を振ったり、自分が悩んでいることを打ち明けたりするのも効果ありです。そして、そのまま話しを続けて会議に突入できればベストです。

 

その他には、初対面の人と話す機会が到来してしまったら、頭で余計なことを考える前に「どこから来たんですか?」「お仕事は何をしているんですか?」など間髪入れずに話しをスタートします。

 

相手に迷惑と思われるなんて気にしなくて良いですから、頭に浮かんだことを手当たり次第に話しかけます。人は「どうしよう」と深く考えるほど、緊張しやすい状態となるんです。

 

ならば、マシンガントークあるのみです。少々相手を困らせるくらいを意識した方が人見知りの方にとっては、抜群の効果があります。

 

ポイントは、頭で余計な考えをしないうちに見切り発車的に発言することです。 

 

声を張ると緊張が和らぐ

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続いての方法は「声を張る」です。

 

 人は、過度な緊張状態になると「声が小さく」なります。声が小さくなると、自分に自信がなくなり、気持ちが萎縮してしまうんです。

 

みなさんも、声が小さい時はどことなく、自信がなくなったような気持ちになりますよね?また、スピーチなどで演説をする人が声が小さかったら、どことなく自信がないのかなと不安になるはずです。

 

そこで緊張しているときほど、声を大きく張っていきましょう!

 

僕がよくやる方法としては、子供の保育園の送迎のときです。

送迎をされている親御さんはわかると思いますが、送迎のときって他の子供さんや親御さんと一度に多く顔を合わせることが多いですよね。

 

当然人見知りの僕は、やや緊張します。

そこでおっはようございまーす!!!

 

とあえてでかい声で挨拶をします。

すると、どうなるか「何あのパパさん」とこちらを親御さんが振り返りつつ、挨拶をしてくれるんです。

 

こうなれば僕の勝ちです。(笑)

 

それ以降、保育園の送迎では大きい声を出せば緊張しなくなることがわかり、僕はこれを実践しています。

 

しかも、挨拶を大きな声ですると、一般的に見て悪いイメージはつかないはずなので、僕自身も得をします。

 

 騙されたと思って、大きな声を出してみてください。もし人前が無理だと思うなら、自分1人のときや、カラオケのときでも良いです。

 

大きな声を出すと、自分に自信がついたことがわかるはずです。

 

バカを演じると自信がつき緊張しなくなる

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 よくタレントさんで、おバカキャラの人がいるじゃないですか。僕は、実はすごく尊敬をしているんです。

 

だって、人前で自分がバカであることを発表して、おバカな回答を連発しているんですよ。

 

周囲からは、「あいつバカだよね」と思われますよね。

しかし、現実は違うと僕は思っています。

 

おバカキャラを演じているかどうかはさておき、人前でバカだと言い張っていると、何が起こるか。

 

多くの場合「親近感が出て人から話しかけられる」や「バカを発表することで、自分の内面を変にカモフラージュしていないから、自分らしくいられる」んです。

 

人は多くの場合、自分をよく見せようとして、バカだと思われないように生きています。

 

するとたちまち「バカだと思われないように」とか「なんとかしなくちゃ」という心理が働いて、自分にプレッシャーになり、緊張状態に移行します。

 

そこであたかも「自分は間抜けでバカ」な様子を見せていれば、周囲はあなたに対して「全くしょうがないな」と温かい目で見てくれ、笑顔になります。

 

おバカキャラのタレントが、珍回答を連発したとき、周囲の人はしかめっ面をしてますか?

いや笑いが起きていますよね。バカは人を幸せにするんです。

 

またバカになりきることで、周囲からのプレッシャーから解放されます。変に期待されることがなくなるので、あなたは伸び伸びと生きていけるようになるんです。

 

僕も最近友達と会うと「高校の頃に赤点を連発した話し」や「大学にいけなかった話し」など、バカネタと自虐ネタを堂々と話します。

 

すると逆に明るく、前向きで、緊張しないでいられるんです!ぜひお試しください。

 

先人たちの本を読んで緊張緩和のヒントをもらう

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 ここまでお話しをしてきた内容で、どうもしっくりこないなという方は、ぜひ先人たちの本を読んで見てください。

 

先人とは、経営者でもスポーツ選手でも、お笑い芸人の本でも良いです。少なくても、彼らは僕らとは比較にならないほどの場数を踏んでおり、緊張が強いられる場面を超えてきた猛者たちばかりです。

 

その人たちの言葉は、必ず共感することがあります。

僕自身も、どうして良いのかわからないことがあったら本の力を借りますし、友人から悩み相談を受けたときに本をすすめることもあります。

 

そのくらい本は偉大です。

 

ここで少しだけ、僕がおすすめする本をいくつかご紹介します。

これからご紹介する本は、自分に迷っていて踏み出したいけれど、踏み出せない人が背中を押してくれる本です。

 

①堀江貴文「炎上される者になれ!

 こちらの本は、2018年3月28日に発売された堀江貴文さんの新刊です。

 

日本人らしい教育や、一目を気にする生き方をするのではなく、あなたらしく人生を自由に生きられる方法が記載されています。

 

緊張についても触れられており、なぜあなたが緊張に負けてしまうのかをホリエモン独自の目線で解説していて、痛快で心にしみるエピソードに触れることができます。

 

②藤井英雄「1日10秒マインドフルネス

 今流行中のマインドフルネス瞑想の効果や、簡単な方法について解説している本です。

その中で、現代人に多い注意散漫状態や、緊張や不安が強い状態はどこからやってくるのか、そのメカニズムから解説をしてくれます。

 

そしてマインドフルネス瞑想によって、ほんの10秒間でも緊張を緩和する方法や、仕事においても集中力を劇的に高める方法まで記載されているので、新生活を送っている方にも見て欲しい一冊です。


マインドフルネス瞑想はコチラもどうぞ

 

まとめ

気づけば熱い思いと共に6000字以上を書く大作になってしまいました。

ただ、大の緊張野郎であった僕が、こうして緊張をコントロールできているんですから、きっとあなたにもできます!

 

まずは、騙されたと思って、ここにある方法と理論を実践してください。なにか新しい見方ができますよ。