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コミュ障こそ介護職へ転職しよう!コミュ障の僕が介護職をすすめる理由

 

メンタルヘルスブログ運営者のともぞうです。

 

ここでは対人恐怖症や社会不安障害、コミュ障、神経症を抱える人でも、実は意外と向いている仕事「介護職」のおすすめの理由をご紹介します。

 

社会不安障害を持ちながらも、約4年半の介護職の経験のある僕が、コミュ障でも介護職が向いている理由を詳しく解説します。

 

また介護職への転職をスムーズにサポートしてくれる介護転職サイトを2つほどお届けしますので、参考にしてください。

コミュ障こそ介護職へ転職すべき理由

ここではコミュ障の人でも転職に向いてる介護職のおすすめの理由をご紹介します。介護職というと、他の職種と比較をしてもコミュニケーションスキルが必要ではないのかと思われがちですが、実は違うんですよ。

 

コミュ障かどうかは関係ない!気持ちに寄り添えるかどうか

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 僕は介護の専門学校を卒業して、特別養護老人ホームへ就職しました。

この就職のときに、面接担当者に、はっきりとこう言いました。

 

神経症という心の悩みがありまして、あまり人と話すのが得意ではないです。

 

こんなことを言ったら、ある程度のコミュニケーションスキルが必要と思われる介護職の面接ではマイナスに働き、結果として不採用になるんではないかと思いますよね。

 

しかし実際は違いました。

施設面接担当者は僕にこう言ったんです。

 

介護という仕事は、相手の悩みや不安などの訴えに耳を傾ける仕事です。だから、一方的にコミュニケーションスキルが高いから良いということではないんです

 

僕は心の中で「なるほど!!!僕でもできるのではないか」と感じたんですね。

 

そう介護職という仕事は、相手の訴えにきちんと耳を傾けられるかどうか。

 

だから、そこまで高いコミュニケーションスキルは必要ないんです。

 

コミュ障だからこそ人の痛みが分かる

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コミュ障の人が、介護職に向いている理由として「相手の気持ちが理解できる」ということがあげられます。

 

僕もそうでしたが、コミュ障の人にはなんらかの黒歴史というものがあります。

 

僕の場合なら、いじめを受けた経験や神経症や社会不安障害などで、人の怖さを知りました。これまで友達だと思っていた人から、暴言を吐かれたこともあります。

 

自分で言うのもおかしいですが、それはそれはつらい経験をしました。

 

ですが、そのおかげで人の何気ない一言が人を苦しめることを知っています。

だからこそ、相手に対して真剣に向き合います

 

介護職で向き合うべき相手は、このブログを読んでいるあなたのように、心になんらかの悩みや葛藤を抱えている人たちばかりです。

 

僕の介護職の経験から言うと、息子に先立たれた人、若くして難病になった人、末期癌になった人、事故により半身不随になった人など本当に苦しみを抱えている人がいます。

 

そのような人たちに対して、あなたは心に悩みを抱えている経験があるからこそ、真剣に向き合えるんです。

 

もしあなたが、なにもつらい経験もない人だとしましょう。

いじめの経験もない、病気になったこともない、怪我をしたこともない、これまでの人生は全て順風な人生だったとします。

 

この状態で人の痛みが分かりますか?

 

僕は過去に重度の喘息を持っていたり、心の悩みを持っていました。

そして、友達や同僚にもバカにされて生きてきました。

 

でもその経験があるからこそ、介護職に就いたときに利用者様の気持ちに向き合うことができたんです。

 

他の職員にはなにも言わない利用者様が「あなたで良かった」と言ってくれたときは僕自身も涙しました。

 

介護職になって良かったと。

 

コミュ障でも関係ない!利用者様は広い心の持ち主

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 コミュ障や対人恐怖症、社会不安障害の人は、同年代の人や近しい年齢の人ほど、よく思われたいという意識が働らき、余計に不安が強くなったり、対人恐怖や不安障害の症状が強く出る場合があります。

 

しかし介護職でサービスを提供する方は、これまで多くの苦労や経験をしている高齢者です。

 

僕の経験上言えることですが、利用者様の多くは僕が対人恐怖や社会不安障害の症状があることなんて気にしてません。

 

もっと寛大な心で接してくれるんです。

 

僕の息子が生まれたばかりのことでした。今でもはっきり覚えていますが

息子の育て方に悩んでいたんですね。

 

そこで、僕は利用者様に「息子が生まれたばかりなんだけど、どのように接して良いのかわからないんです。〇〇さんはどうしてましたか?」と聞いたんです。

 

その利用者様はなんて答えたと思いますか?

 

大丈夫だよ。私なんてね、昔だから畑仕事で忙しくて、ろくに教育やしつけなんかしていなかったよ。なにもしなくても、息子は勝手に成長していったよ。考えこまなくても大丈夫さ。子供はね、ずっと親よりも強いんだよ

 

僕は、この言葉を利用者様から聞いたときに深い感動と、安堵感に包まれました。

 

あなたが対人恐怖症でも、社会不安障害でもコミュ障でも大丈夫です。利用者様は、あなたの何倍もの苦労をして人生を歩んでいる先輩です。

 

あなたの悩みを広い心で包みこんでくれますし、あなたも心から気を許して成長できますよ。仕事で、リラックスして安心できた職種は、後にも先にも介護職だけでした。

 

承認欲求を満たすことができる

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コミュ障の人に介護職が向いている理由として「承認欲求を満たすことができる」という理由があります。

 

みなさんは、心理学者のマズローを知っていますか?

 

アブラハム・マズローは、アメリカの心理学者で人間の欲求を五段階で理論化したことで有名です。「マズローの欲求五段階説」と言います。

 

マズローの五段階説で提唱している理論とは、人間の欲求は五段階で表すことができ、低い階層の欲求をクリアすると、さらに上の階層の欲求を求めたがるという理論です。

 

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参考:マズローの欲求段階説(欲求5段階説)とは?自己実現との関係は? - 知育ノート

 

このマズローの欲求五段階説を参考にして欲しいのですが、下から4つめの階層に「承認欲求」という項目があります。

 

この承認欲求とは、所属する社会から認められたい、承認してもらいたいという欲求です。一般的に、僕もそうですがコミュ障や社会不安障害、神経症などの人は心のどこかでは、他の人から認められたいという気持ちを持っています。

 

これは確実にそうです。

 

それは多くのコミュ障の場合、過去にいじめをはじめとして、マイナス体験がある場合が多く、周囲の人から認められない体験をしていることがあります。

 

だからこそ、心の奥底では誰かに承認されたいと思っているんです。

 

介護職は、人の悩みに向き合い、その人から「ありがとう」と言ってもらえる貴重な仕事です。だからこそ、承認欲求が満たされるんです。

 

承認欲求が満たされるということは、仕事のやりがいにつながります。

 

僕の過去記事で、仕事でやりがいを得るにはどうしたら良いのかを解説していますが、まさに誰かに認められるということが重要なんです。

 

 

 コミュ障が解消されるから介護職がおすすめ 

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 介護職を通して、多くの利用者様と接するうちに自分の話しに自信が出てきて、コミュ障が改善します。

 

さきほどもご紹介した通り、介護職でサービスを提供する利用者様は、人生経験が豊かで、あなたの悩みを広い心で受けとめてくれます。

 

サービスを提供する側のあなたが、逆に利用者様が悩み相談にのってくださることもあるでしょう。それが介護職の素晴らしいところでもあります。

 

コミュ障の人にとって、このように人生の先輩である利用者様とのやりとりは、安心感の中から非常に自信がつきます。だからこそ、介護職がコミュ障には最適なんです。

 

コミュ障が介護職に転職するときのポイント

ここまで介護職がコミュ障にも向いているという理由をご紹介しました。しかし、その一方でコミュ障が介護職に転職するときに気をつけておくべきポイントもあります。

 

コミュ障で、かつ介護職を経験したことのある僕だからこそ、お伝えしたい内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。

 

施設規模が大きい介護施設は人間関係も複雑 

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コミュ障や対人恐怖症、社会不安障害の人が介護施設に転職する場合は、あまり大きすぎない規模の介護施設を選ぶと良いでしょう。

 

というのも、僕の経験値から言えるのはもっともコミュ障や社会不安障害の症状が強いときは、アットホームなデイサービスで働いていました。職員人数は、5〜6人ほどで利用者様も最大で10名規模の施設です。

 

このくらいの規模ですと、単純に人見知りやコミュ障の人でも馴染みやすく職員同士のやりとりでもあまり緊張が少なくいられます。

 

その後、僕は利用者様人数が60名ほどで、職員人数が30名ほどの特別養護老人ホームに勤務したのですが、なかなか慣れるまでに時間がかかりました。

 

最終的には、利用者様から感謝の気持ちを言われて、すごくやりがいを感じることができましたが、職員人数が多い分、職員同士のコミュニケーション能力が問われたり、コミュ障にとってはややハードルが高いです。

 

もちろん慣れてくれば大規模な介護施設でも問題ありません。ただ、自分に自信がない人は小規模の介護施設から転職を考えると良いでしょう。

 

コミュ障がスムーズな介護転職をするには 

コミュ障の人が、自分にあった介護施設を自力で見つけることは、簡単なようで意外と難しいです。

 

ここでは、実際に僕が介護転職の際に使用したことのある介護転職に特化した求人サイトをご紹介します。

 

介護転職サイトを利用した経験から、僕なりの口コミを記載していますので、ぜひ参考にして頂きプロのアドバイザーに自分に合った求人を見つけてもらいましょう。

 

かいご畑

 

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かいご畑はこちらから

まず最初は、かいご畑です。

 

かいご畑に無料登録すると、登録まもなく人材コーディネーターから折り返しの電話があります。電話と聞くと、少し面倒だと思ってしまいますが、すごく丁寧な電話で必要最低限の質問をされます。

 

これまでの介護の経験や、希望の条件(正社員・パート・派遣)などです。

かいご畑が他の介護転職サイトよりも強いところは、何と言っても各都道府県に支社があるので、地域別の介護案件数が非常に多いんです。

 

僕が利用したときは、他の介護求人サイトでは案内してもらえなかった求人まで紹介してもらい、時給で1000円以上のお仕事も多く紹介してもらえました。

 

総案件数は、2018年4月時点で10,166件と他をよせつけない多さです。

またコーディネーターも親身に相談にのってくれるので、アットホームな案件も探しやすく、きっとあなたに合った介護施設が見つかるでしょう。

 

電話勧誘などは一切なく、こちらが情報が欲しいときには電話だけでなく、メールでも対応可能なので、電話が嫌な方はメールでお願いしますと伝えておけばOK。

 

その他には、働きながら0円で介護の資格を取れる制度や、転職情報なども充実していますよ。

 

カイゴジョブ

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カイゴジョブはこちらから

続いては、カイゴジョブです。

カイゴジョブは、かいご畑とともにお世話になったことのある介護求人サイトです。

カイゴジョブの特徴は、60万人が登録している実績のある求人サイトで、運営している会社は東証一部上場企業だから、安心感があります。

 

また、各都道府県において介護職員だけでなく、ケアマネやヘルパー、正社員、パートなど様々な条件で希望の案件を探すことができます。

 

他の介護転職サイトとの違いは、何度も電話連絡でコーディネーターとやりとりをすることはなく、基本的にはメールでやりとりしますので、電話が苦手な人でも気軽に申しこめます。

 

その他、メールではお住まいの地域の求人が届いたり、お仕事通信というメールで介護や福祉の適職フェアの案内が届いたり、福祉関係の資格案内が届いたりと、細かいところまでサービスが行き届いています。

 

まとめ

 

コミュ障にとって、適職を探すのは難しい印象がありますが、介護職は意外と向いている職業の1つです。
 
お給料が低い、仕事が大変などと言われていますが、これらの条件はお住まいの地域によっても異なります。
 
まずは、コミュ障でもできる仕事の1つとして介護職を検討してみてください。